2017年12月6日水曜日

「背景原図(レイアウト)講座」アフターレポート


2017年11月5日(日)、西東京市民会館にて「ふくだのりゆきの背景原図(レイアウト)講座」が開催されました。18時受付開始ということで、すっかり日が暮れてからの開催となりましたが、90名を越える受講者に集まっていただけました。会場となった大会議室が土足禁止ということで、スリッパに履き替えての講座となりました。






冒頭、神志那弘志氏から会場の諸注意、用語集の配布について、ならびに「あにれく」講座の意義に関してのアナウンスがあり、続いて講師のふくだのりゆき氏が登壇し講座が開始しました。







まずは「レイアウト作業」と「ラフ原画(第一原画)作業」の違いについての解説から。背景原図とキャラクターの大まかな動作、配置などを決め込む「レイアウト」に対して、「第一原画」はさらに詳細な動きを足したり、セル分けをしてタイムシートまでつけることをいいます。昨今、TVシリーズなどの作品では始めから「第一原画」を作成することが多いのですが、この行程でリテイクが出てしまうと直すのが大変になります。ただ、逼迫したスケジュールの中で作品が作られている現状では、なかなか「レイアウト」システムに戻すのは難しいだろう、とのこと。



本講座は「背景原図を描くための基礎・基本」の解説ということで、次に基本的な用語を確認。PANやTU、TBなどのカメラワークやBOOKとBGの違いなどをおさらいした後、パース(遠近法)に関しての簡単な講義がありました。








休憩を挟んで、後半は実際に仕事で使用した絵コンテや設定、それを基に作成したレイアウトを見ながらの解説です。

ここでふくだ氏は、レイアウト作業時に重要なのは「香盤表」と「キャラの対比表」であることを強調。それらをふまえた上で、コンテで指示されている意図をいかに汲み取ってレイアウトに落とし込むか、また絵コンテと設定に齟齬があった場合の落とし込みをどうするかなど、長年培ってきたテクニックを時折ユーモアを交えながら話していきました。近年では、BGが3Dモデルで作り込まれており背景原図を描く必要がない作品も少なくなく、今後もそういった作品は増えていくだろうとのこと。




また、ふくだ氏は、自身が昔から「背景原図」に苦手意識があったとし、20年近いキャリアを過ごして40代になってから、ようやく「描けるようになった」と思えるようになった、とのこと。「昨日今日で上手くなれるものではない。背景原図を描けるようになるためには、経験を積むしかない。今日の講座はその土台を作っただけ」と説きました。
ここで時間が来て、講義が終了。質疑応答へ移りました。



作打ちでどういうことに注意して聞いているのか、との問いには「誰が、どこで何をしているかが分かるように。原画マンは、そのカットに関して演出の次に詳しくないといけない」と回答。長年アニメーターとして蓄積してきた経験を基に、受講者からの質問に次々と答えていきます。

30分ほどの質疑応答があって、21時半に講座は終了しました。

多くの皆様に受講いただき、ありがとうございます。あにれくのスタッフ一同より御礼を申し上げます。

2017年10月6日金曜日

基礎的アニメ背景原図(レイアウト)講座(無事終了しました。)

2017年冬に“あにれく”がアニメ業界に夢を持って入ってきた皆さんに送る、初めての基礎的アニメ背景原図(レイアウト)講座です。



講師は、ふくだのりゆき。アニメ業界で数々のTVシリーズ、劇場作品で実際に原画を描き続けてきたベテランが、その経験で培った技術を皆さまにお伝えします。アニメーターの仕事の手順で、真っ先に取り掛からなくてはいけない作業は「背景原図(レイアウト)を描く」という作業です。絵コンテや設定を見ながら背景原図を描くわけですが、今回の講座はそのために用意しなくてはならない物や、その手順、優先順位といった事を動画マンから原画マンにシフトした方々に解説する講座となっております。「良いレイアウトの描き方」や「上手いレイアウトの描き方」ではなく基本・基礎を解説致します。昨今は特に背景原図(レイアウト)の作業と第一原画を描く作業が同時に行われその境目がわかりづらくなってしまいました。そちらの境目も明確に致します。

2017年7月26日水曜日

[あにれくのあぶく] 23日は芦田豊夫氏の命日でした。七回忌になります。

23日は芦田豊夫氏の命日でした。七回忌になります。
2011年は友人知人との別れが続きました。
出崎 統、荒木伸吾、中村光毅、村野もりみ氏など。寂しい限りです。

2011年5月26日 日記(加筆)
「明日会えないか?」芦田くんからメールが来た。
午前中絵コンテを少しやって出かける。お茶の水は思ったより近かった。順天堂病院へ向かう。一階からエスカレーターで上がる。

2017年7月21日金曜日

2017年6月25日 奥田誠治の絵コンテ講座 アフターレポート

2017年6月25日(日)、東京工芸大学 中野キャンパスにて、『奥田誠治の絵コンテ講座』が開催されました。
小雨がぱらつきつつも梅雨や初夏の辛さはなく、穏やかな気候の中で開催された講座には、プロや学生、外国の方も含めて、沢山の受講生が集まってくださいました。

2017年7月8日土曜日

『奥田誠治の絵コンテ講座』講評に関して。

先日、平成29年6月25日(日) 行われました『奥田誠治の絵コンテ講座』ですが多くの参加者が集まり熱心な実践講座となりました。改めましてご参加頂いた皆様には感謝致します。
さて予告通り実際にお書き頂いた絵コンテに関しては奥田氏をはじめ演出経験豊かなベテランアニメスタッフにより内容の講評をさせていただきました。
下記、各URLをクリック頂くと実際の絵コンテと講評がPDFにまとめられております(分割してありますのでご自分のお名前を探して頂ければと思います)どうぞ御覧ください。

2017年7月7日金曜日

名作アニメの舞台裏 第1回【フランダースの犬】アフターレポート


2017年3月26日、東京工芸大学 中野キャンパス マイブリッジシアターにて、『名作アニメの舞台裏 第1回【フランダースの犬】』の講演が開催されました。



当日は、アニメの製作側の方だけでなく、フランダースの犬にリアルタイムで触れていた方、ご家族が作品を好きだったので思い出深いという若い方など、様々なジャンルの、沢山の聴講者が集まってくださり、大盛況でした。

講演会の前半は、フランダースの犬の51話『二千フランの金貨』と52話(最終話)『天使達の絵』を上映しました。

2017年5月10日水曜日

『奥田誠治の絵コンテ講座』が帰って参りました!!【Update06/29】

『奥田誠治の絵コンテ講座』が帰って参りました!!

こちらの講座は終了致しました。

7月10日(月)ぐらいを目処に講評を掲載致します。


あにれく主催としては3年ぶりの開催となる今回は、「君にも絵コンテは描ける!」と題して、実際に講座内で絵コンテを描いていただく実践型の絵コンテ講座です。
「絵コンテは描いてみたいけど、どこから手を付けていいのか分からない」
というあなた、まずは描いてみませんか?

本講座では、はじめに絵コンテの基礎知識を簡単にレクチャーした後、昔ばなし『ウサギと亀』『金の斧と銀の斧』をモチーフにして簡単な絵コンテを描いていただきます。
描いていただいた作品は、講師の奥田誠治氏をはじめ、あにれくスタッフが丁寧に審査・講評を行います。
実際に絵コンテを描き、評価してもらうことで「描いてみたい」から「どう描こうか」へとステップアップしてみませんか!

奥田誠治氏
HP:http://dreamhunter.jp/eikyukikan/index.html
ここで全仕事が確認できます。


2017年1月22日日曜日

名作アニメの舞台裏 第1回【フランダースの犬】(この講座は無事開催終了いたしました、ありがとうございます。)


この講座は終了しております

今回から始まる「名作アニメの舞台裏」は、これまで日本のテレビ史を彩ってきた数々の名作アニメを取り上げて、その制作の舞台裏で作り手達は何を考え、どんな思いを込めて作品を視聴者に送り届けようと努力してきたのかをご紹介することで、これまであまり光が当てられることが多くなかったアニメーション制作者たちの仕事ぶりに注目し、知って頂きたいと考えて企画したイベントです。

第1回目に取り上げるのは「フランダースの犬」。1975年1月15日~12月28日に、「世界名作劇場」シリーズの第1作としてフジテレビ系列で放送された作品です。シリーズ全52話の内、今回は第51話「二千フランの金貨」と第52話(最終話)「天使たちの絵」をハイビジョン映像でスクリーン上映し、シリーズ監督の黒田昌郎さん、絵コンテの奥田誠治さんに、制作の舞台裏についてお話し頂きます。

2017年1月16日月曜日

第3回 神志那弘志の実践パーツ講座【足編】 アフターレポート

2017年1月9日(月)に「神志那弘志の実践パーツ講座」の第3回、【足編】が行われました。

【手編】【腕編】に続いて、今回は足首から先のパーツ【足】にスポットを当てた講座です。朝から小雨がパラつく、あいにくの天気となりましたが、受付開始時間前から受講者が来場し始め、会場の東京工芸大学中野キャンパス2号館の席はどんどん埋まっていきました。年明けすぐの祝日ということもあり、参加者数が懸念されましたが、多くの受講者に集まっていただけました。

2017年1月5日木曜日

[あにれくのあぶく] 「植木金矢」展を見る

1219()「植木金矢」展を見る

江古田の喫茶店ぶなへ行き「植木金矢」展を見る。凄い!!!
中野からのバスはAnkamaで通い慣れた道を新井薬師を通ってゆく。「走馬燈」?このところこんな感じが多い。江古田駅に着いて迷いながらiPhoneをたよりに行く。旧ライブへの道もあり、懐かしい。商店街を行くと古めかしいパン屋がある。娘がマーガリンとイチゴジャムを塗ったコッペパンに興味を引かれる。(山崎パンの出来合いのものではない)帰りに買おうと約束して路地に入る。住宅地の中、こんな所に、小洒落たビル?の地階に「ぶな」は有った。